緊急座談会:業界再編は必ず起こる「生き残る事務所の条件」(その6)
6 勢いのあるうちに手をうつ
広瀬 最後に今後のM&Aがどうなるかという意見を聞かせてください。
増山 先ほど垣本先生も言っていたけど、5年後には今の売り手市場が買い手市場になることは間違いない。あと5年も経ったら買い手市場になって売りたくても売れなくなるかもしれない。さらに若手同士の合併がドンドン進むと思いますし、そうならないとおかしい。私は自分の事務所を拡大するというだけでなく、若手同士のM&Aの手助けをしていきたいと考えています。
続きを読む [ M&A座談会 | 作成日 : 2010.11.02 ]
緊急座談会:業界再編は必ず起こる「生き残る事務所の条件」(その5)
5 業界再編の正体は「合併」の波
広瀬 垣本先生の事務所は拡大に力を入れているとうかがいましたが、全部の支店でも同様にしているんですか?
垣本 はい。長岡の事務所などは拡大と聞いて最初はポカンとして口を開けていましたが、東京の職員と一緒にやるようになってから、どこでも一生懸命してくれています。
広瀬 脱落していく職員などはいないのですか?
垣本 ノルマを設定するようなことはしていません。だからあまり獲得ができていない職員はいます。でも、それはそれでいいんです。できない人がいても。でも、多くの人は東京の職員を連れて一緒にやってあげるとできるようになるし、その分だけ稼げるから皆やってくれています。
続きを読む [ M&A座談会 | 作成日 : 2010.11.02 ]
緊急座談会:業界再編は必ず起こる「生き残る事務所の条件」(その4)
4 選択肢は二つに一つ。売るか買うか
広瀬 相性のほかにも、何か条件がありますか?
垣本 当然ですが、減収が続いている事務所は買うのが難しい。今後はほとんどのところで事務所経営が厳しくなる。そうなったとき、売りたくても売れないということになりかねません。だから、そうなる前によく考えて欲しいと思いますね。
増山 そうそう。私もそれは強調したい。私は「ハッピーリタイア」というのをキーワードにしていますが、事務所も所長税理士も元気なうちに手放さないと決してハッピーリタイアになりません。
広瀬 一方で買い手に必要なものはありますか?
増山 買うほうで必要なのはホワイトナイトの精神ですね。先方のハッピーリタイアの協力をする。こちらの利益を優先するのではなく、先方のことを考えるようなホワイトナイトの精神がなければM&Aは成功しないと思います。私のところで先ほどお話しした先生などは当時は病気がちだったんですが、最近はすっかり元気になって、名刺に肩書きを4つも5つも持って毎日のように出歩いているようです。そういうふうに先方の先生が元気になるようなM&Aが私の理想の一つですね。
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